19歳の10人にひとりがスキー場を訪れる企画

 一時期は流行ったスキーもバブル期の1993年をピークを境に、スキーを楽しむ人の数はどんどん減っていきました。そして多くのスキー場は客の減少で、廃業するところも少なくありません。

 

 ところがそんなスキー場に、異変が起きているのです。ここ1年ほど19歳の10人にひとりが、全国のスキー場に押し寄せているのです。その仕掛け人は「雪マジ!19」というキャンペーンを企画した、現在30代後半のリクルートライフスタイルの研究員の加藤史子さんです。

 

 これは19歳であれば全国に100ヶ所以上あるスキー場で、何回リフトに乗ってもすべてタダというものです。

 

 

粘り強く企画を説得

 

 

 

 加藤さんが思いついたアイデアはフリーミアムと呼ばれる手法で、これまでスキー場の大事な収入源だったリフトを無料にするというものでした。

 

 モバゲーやGREEなどのネットの世界ではよく知られた手法ですが、全国のスキー場の経営者やリフト業者からは大反対を受けました。リクルートはスキー場を潰すつもりなのかとか、ありえないと逆に説教されることも珍しくなかったそうです。

 

 加藤さんが心掛けたのは、地元のコミュニティとの関係を作ることでした。そうして全国をまわり初年度に、全国のスキー場の89ヶ所から賛同を得たのです。

 

 

 

素晴らしい企画力と行動力

 

 現在はリクルートライフスタイルの研究員の加藤さんですが1998年にリクルートに入社して以来、ホテルなど宿泊施設の予約サイト「じゃらんnet」を立ち上げたり「ゼクシィnet」や「ホットペッパー」などさまざまな企画開発を行ってきました。

 

 加藤さんが凄いのはこの企画を19歳に限定したことです。それは情報は発信する側が絞り込みをかけなければ、ターゲットに到達しないからです。

 

 つまり19歳に限定したことで、あっという間に全国の19歳にこの企画が浸透していったのです。加藤さんと同じ30代後半で転職される方にとっても、彼女の企画力と行動力はお手本になるはずです。



 
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